ジャーナルクラブ参加の募集
私達の教育を知ってもらうためには、毎週土曜日14時から17時まで行っている「Journal Club」への参加をお勧めします。論文のテーマは生物学なら何でもありですが、「現在、最も面白い生物学であること」が条件です。酵母だろうが、ハエだろうが、システムバイオロジーだろうが構いません。
方式は、まず当番のプレゼンテーターが背景を詳細に説明します。その後、論文の図の説明を行いますが、これは聴衆の中で「我こそは」と思うボランティアが率先して前に出て、説明をします。その後、全員でディスカッションを行います。テーマは私が考えますが、「もし君がこの論文のファーストオーサーだったら、次にどんな実験をするか」、「レフリーの立場に立って、この論文を批判的に解説せよ」、「この論文で最も弱い部分はどこか、そしてそれを補うために何をすべきか」等々、自由に意見を交換します。自由、と言っても、ロジックが立っていないものは私に突っ込まれることは覚悟して下さい。議論は本来、楽しく、熱いものです。特にプロとプロの間の、最低限の言葉で最大限のやり取りをする瞬間は、何にもまして面白いですね。
外部からの参加を熱烈歓迎します。別に怖れることは何もありません。真面目な科学者だったら絶対に楽しいこと請け合いです。学部学生でもOKですし、どこかの教授でも構いませんよ。中山研の誇るJournal Clubがどの程度のものか、冷やかし半分で見学してもらっても一向に構いません。初めての人は大体雰囲気に飲まれてボーッとしていますが、誰でも初めはそんなもんです。楽しんでディスカッションできれば、さらに嬉しいです。
※参加希望者は、1週間前までにはメールで連絡下さい。論文のPDFファイルを返信メールに添付してお送りします。
メール: nakayama.keiichi@tmd.ac.jp
電 話: 03-5803-5168 中山 敬一 まで