ある大学生の一日

ここK1ラボでの生活は「激しく」ハードである。

K1ラボは世界一流の研究者の養成所たることを謳っており、朝から晩まで精一杯実験することを求められる。だからハードであることは当然といえば当然のことであるが、理由はそれだけではない。K1教授の要求は実験に関することはもちろん、それ以外のことも数多く、かつレベルが高い…。

このページでは、そんなK1ラボで生活する「ある大学院生」の「ある一日」を通して、普段K1ラボの大学院生がどのような生活を送っているかについて紹介しよう。

午前8時

起床。朝食、朝の身支度を済ませてサッサと登校。

午前9時

今日は目の前に迫った生医研ソフトボール大会に向けてK1ラボ全体で朝練。K1教授は常日頃から「文武両道」を目指しており、練習といえども手抜きプレーは決して許されない。たとえそれがラボ間の親交を深める目的のソフトボール大会であっても、常に圧倒的勝利を目指す。K1ラボに「敗北」の二文字はないのだ!。

午前10時

朝練が終わり次第シャワーも浴びずに激しく実験開始。実験は自分で計画を立ててガツガツ進めていく。実験の合間は休憩したり、調べものをしたり、昼食を取ったり、研究に関するディスカッションをしたり、学会発表の準備をしたりと「自由」にできる。言うまでもなく、「自由」の意味を勘違いしている学生は痛い目に会うが…。

午後1時

より専門的な実験を行う場合、他の研究室へお邪魔して実験手法を習いに行くこともある。今日は東京まで実験を習いに来た帰りに渋谷でセンターGUY発見。もちろん、日帰りである。

午後3時

おぉっと!、今日は年一回行っている福岡近海の海洋調査の日でもあった。N隊長とともに志賀島へサザエの生態調査へ出向く。生命科学を志すなら、幅広い生物の知識を身に付けたいものだ。

午後4時

再びアツく実験再開。

午後8時

K1’sブートキャンプの時間。K1ラボと言えば、学会、セミナーなどで学生が非常に良く質問をすることで知られている。しかし、このような姿勢は一朝一夕で培われるものではない。K1教授から厳しい指導を受け続け、さらにはこのように学生自身、自主的に挙手するトレーニングを継続して行い、初めて身につくものなのである。

午後9時

再びアツく実験再開。

午前0時

実験終了。帰宅する前の一時は、みんなで今日一日の実験結果や、その他もろもろの出来事について談笑できる楽しい時間である。こういった時間に明日からの実験のヒントを見出したり、実験へのモチベーションが高まったりすることが多い。

以上のように、K1ラボでの大学院生活は非常にハードである。一生懸命実験をするのは当たり前、それ以外のこともジャンジャンバリバリするのがK1ラボ流である。とても「厳しい」けど、とても「楽しい」、そんなラボ、あなたはどうですか?。

中山研究室 博士課程(6期生)
小野山 一郎