
片桐 秀樹 教授(東北大学 大学院医学系研究科)
【第五回】
- 講師:片桐 秀樹 教授(東北大学 大学院医学系研究科)
- 日時:2025年9月10日(水)17:00〜18:30(講演60分 + 質疑応答30分)
- 場所:M&Dタワー 4F アクティブラーニング教室
- 演題:『臓器間ネットワークによる個体レベルでの代謝制御機構 ~発見から応用へ~』
- 要旨:
ヒトを初めとする多臓器生物においては、全身の各臓器・組織の代謝は、個体として効率よく一方向に導くべく、臓器間で密接に連関し協調している。我々は、この臓器間の連携機構として神経系を介する仕組みを次々と見いだし、末梢臓器の代謝状態を中枢が感知し個体レベルで調節することで動的恒常性が維持されるという臓器間ネットワークの概念を提唱した。本講演では、臓器間ネットワークに関するこれまでの研究の概略とともに、糖尿病根治に向けた人為的制御の取り組みを紹介する。さらに、最近取り組んでいる糖新生制御に関する新たな概念と、それを担う臓器間ネットワーク機構についても議論したい。
- 参考文献:Nat. Metabolism in press (2025); Nat. Biomed. Eng. 8: 808 (2024); Nat. Commun. 14: 3253 (2023).